シラカンバダイアリー

先日、アサリを取りに行って来ました。

大潮だったせいか、それとも今年は潮干狩りに行く人が少ないせいか、売っているアサリの中でも大きい方に入る大きさの物がザックザック採れました。

面白かった。

手を砂に入れただけで手に貝の感触、それも１個や２個ではなく、じゃんじゃんいる。
１時間で５００ｍｌが８本入るクーラーboxに一杯採れました。

アサリを取りに行った次の日、朝のテレビで魚の放射線量の測定結果が出ていたり、放射能の散布図が出ていました。
神奈川県はすっぽりかかっていました。

それを見るとやはり放射線は広がりが広範囲だし、怖いな～と思った。
だからみんなアサリを採りに行きたくない気持ちはわかる。

放射線がなぜ怖いと思うのか。
それは、やはりがんになるリスクが高くなるからだと思う。
あとは、生殖機能に支障があるのではないかと不安になるからだと思う。
特に子供には成長に影響があるのではないかと不安に思う。

私も確かに目に見えない物だし、知識もないのでやはり怖いと思っている。

しかし、私なりに最近思う事は、がんになりやすいリスクと言う観点から考えるとするならば、電磁波の方がよっぽど怖いと思う。
電磁波はここ１０年で確実に増えてきている。
携帯やパソコンがこれだけ普及すれば、当たり前だと思う。
みんな携帯は全然気にせず、２４時間肌身離さず持っているし子供にも平気で与えていると思う。
パソコンも何時間もやったり、子供がパソコンをやっても何も怖いと思うことはないと思う。
しかし、その電磁波が体に与える影響は実験結果などがマスコミで発表がないだけで、確実にがんのリスクを高めていると思う。
仕事でパソコンの前に四六時中いる人には子供の性別が偏っていたり、不妊の方が多いとうわさを聞いた事はあっても、だからと言って携帯をやめたり、パソコンをやめたりする人はいないと思う。

電磁波だけではない。
タバコの煙もやはりがんのリスクを高めている。
吸う人だけではなくタバコの煙の方ががんのリスクが高い。
吸った後、体に付着している残留もその匂いを吸えばリスクが高くなる。
タバコを吸う親は子供がタバコの煙を吸っていてもそれを怖いと思わないと思う。
自分の体に付いた煙の匂いを子供が「フケ　シャンプー」と言ってもそれを怖いとは思わないと思う。

界面活性剤も体には良くない。
シャンプーに含まれている界面活性剤は頭皮から体内に入りやすい。
それが生殖機能に悪影響を与えるという話を聞いた事はある。
しかし、その話を聞いたからと言ってがんになるリスクが高くなるからと言う理由で界面活性剤が入っているシャンプーの使用をやめるかと言うとやめないと思う。

車の排ガスもリスクを高める原因になっている。
だからと言って、車を乗らないで空気を汚さないようにしようと思うかと言うと、車の無い生活は出来ないと思う。

現在、人が便利な生活を送る為に色々開発し、みんな何も疑問を抱かずに使っていると思う。
しかし、実は目に見えないだけで「がんになるリスク」と言う観点で見た場合、そのリスクの高い物を恐怖も抱かずに毎日浴びるように使用している事に気づかず生活をしていると思う。

なので、私個人は、今更、放射性物質でがんになるリスクを考えても仕方が無いという結論に達した。

なので、アサリ採りを楽しんで、それを子供達にも食べさせた。

だって、子供がもしがんになったとしても、この放射性物質が入っているかもしれないアサリが原因だったと確信をもって言えるかと言うとそれは言えない。
自分が毎日持っていて、枕元において置いた携帯が原因かもしれないし、界面活性剤の入っているシャンプーかもしれないし、界面活性剤が入っている食器洗剤を使用しているから、それがお皿にもしかしたらごく微量でも残っていてそれを毎日口にしていたからその蓄積が原因かもしれないし、子供がお腹の中にいる時、平気でパソコンをしていたし子供のパソコンを使用するので、それが原因かもしれないし、車に乗っている時窓を開けて排ガスを吸っていた事かもしれない。
要するに、現在の生活の中では原因になりえる物が山のようにあってどれが原因と確信を持って言う事は出来ないと思う。

なので、心の中で放射性物質は怖いと思っているけど、
しかし、現在生活していく上でそれだけを気にして、避けるように行動していけばリスクを減らす事が出来るかと言うとそれは無理に近いので、私個人は少しだけ気にするようにして、もの凄く神経質になるのはやめる事にしました。